この記事では、スズキ船外機DF115Bのエンジンオイル&エレメント交換の方法を紹介します。
定番のメンテナンスですが、長く船外機を愛用するために欠かせない作業です。
これからスズキ船外機のエンジンオイルオイル交換をDIYでされる方
スズキ船外機のオイルフィルター交換をDIYでされる方
スズキ船外機のエンジンオイル&オイルフィルター交換をDIYでチャレンジされる方
そんな方へ、参考になる内容となっています。
今回のエンジンオイル交換は、ボートを船台に乗せた状態で作業をしていきます。
私もプロではありませんので、全てが正しいとは限りません。
ご自身でされる方は、自己責任の上で作業をお願いします。
それではいってみましょう!
Contents
エンジンオイル・オイルフィルター交換時期
スズキ船外機のエンジンオイルとオイルフィルターは下記の交換がメーカーより推奨されております。
初回は、20時間又は1ヶ月でエンジンオイルとフィルターの両方を交換します。
後は、100時間か半年でエンジンオイルのみを交換します。
200時間か1年でエンジンオイル交換時にエンジンフィルターも交換します。
交換項目/交換時期 | 最初の20時間又は 1ヶ月後 | 100時間毎又は 6ヶ月毎 | 200時間毎又は 1年毎 |
エンジンオイル | 〇 | 〇 | - |
エンジンオイルフィルター | 〇 | - | 〇 |
エンジンオイルとオイルフィルターを用意しよう!
マリーナなどのスズキ販売店やネット通販で購入が可能です。
必ず購入前に、自身の船外機に適合するのか調べてから購入して下さい。
DF140B(14005F)・DF115B(11506F)・DF100C(10005F)は共通品番で適合します。
エンジンオイルの量は3機種ともに5.5リッターです。
スズキ純正なので安心して使用できます。
旧品番→「16510-61A31」
新品番→「16510-61A32」に現在では変更になっています。
物は一緒なので、旧品番「16510-61A31」を購入されても問題ありません。
ドレンプラグガスケットは高い物ではないので必ず交換して下さい。
使い回しは、基本的にはNGです。
品番→「09168-12012」
慣れれば簡単な船外機のエンジンオイル交換
あると便利な工具は、六角レンチ・ラチェットレンチ・オイルフィルターレンチ・トルクレンチなど
あると便利なアイテムは、オイルジョッキ・オイルトレイ・自在漏斗・ウエスなど
特に特殊な工具も必要ないので、誰でも気軽に作業ができます。
➀オイル注入口キャップを外す
エンジンカバーを取り外し、オイル注入口キャップを外します。
②エンジンドレンプラグを外す
8ミリの六角レンチやラチェットレンチを使い外します。
③エンジンオイルを抜く
エンジンドレンプラグ周りに自在漏斗などを使うと、必要以上に汚れません。
エンジンオイルはオイルトレイなどの入れ物に排出します。
④エンジンオイルフィルターを外す
エンジンオイルを抜いている間に、エンジンオイルフィルターも交換します。
カップ型オイルフィルターレンチ(内寸66.5)を使い外します。
⑤新しいフィルターを用意する
新しいオイルフィルターのゴムの部分にエンジンオイルを軽く手で塗ります。
次回、エンジンオイルフィルターを外す際に外れやすくするためです。
⑥エンジンオイルフィルターを取り付ける
手である程度まわしたら、デジタルトルクレンチで締めます。
メーカー指定トルク値は、(14N・m)になっています。
締めすぎに注意して下さい。
⑦エンジンドレンプラグを取り付ける
新しいエンジンドレンプラグガスケットに交換したエンジンドレンプラグを、
デジタルトルクレンチで締めます。
メーカー指定トルク値は、(13N・m)になっています。
締めすぎに注意して下さい。
⑧新しいエンジンオイルを入れる
オイル注入口にオイル漏斗を使い、新しいエンジンオイルを入れます。
エンジンオイルフィルターを交換した時は、約5.8リットル
エンジンオイルのみ交換した時は、約4.8リットル
⑨オイル量をチェックする
オイルレベルゲージでオイル量を確認します。
オイルの量は多すぎても少なすぎてもいけないので注意して下さい。
⑩作業完了
オイル注入口キャップを締めます。
3分程度エンジンかけてみて、オイル漏れがないか確認します。
再度、オイルレベルゲージでオイル量を確認します。
問題なければ、エンジンカバーを取り付け作業は完了です。
まとめ
作業時間は30分程度で完了します。
初めての方は、時間がかかっても仕方がありません。
丁寧・確実に作業をおこなうことが大切です。
また、せっかくなので楽しみながらやると作業も苦ではありませんよ。
車とは違うんだね。
私にもできるかも!?
手順さえちゃんと守れば
できると思うよ~
自身で作業をすることで、エンジンの寿命を延ばすだけではなく
他の部品の傷み具合など船外機の状態を知っておくことができます。
海上でのトラブルは最悪生死に影響を及ぼすので、そんなことを避けるためにも
船外機のエンジンオイル・オイルフィルター交換などの定期点検は大切です。
ぜひエンジンオイル・オイルフィルターの交換にチャレンジしてみて下さいね。
もちろん、作業が苦手の方は無理をせず販売店などのプロに任せましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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フランスのオイルメーカー(MOTUL)が手掛けている
スズキ純正の4ストローク船外機専用のエンジンオイルです。
少し割高ですが、メーカー指定オイルなので安心して使用できます。
酸化安定性、耐腐食性能に優れておりしっかりとエンジンを守ってくれます。
船外機専用のスズキ純正エンジンオイルを使っておけば間違いがありません。