この記事では、スズキ船外機DF115Bのグリスアップの方法を紹介します。
給油や給脂とも言いますが、要はグリスアップのことです。
船外機の各作動部をスムーズに動かすために重要なのがグリスアップです。
人間で例えるなら関節痛予防です。
長く船外機を愛用するのに欠かせない作業です。
これからスズキ船外機のグリスアップをDIYでされる方
スズキ船外機のグリスアップをDIYでチャレンジされる方
スズキ船外機のグリスアップに興味がある方
そんな方へ、参考になる内容となっています。
今回のグリスアップは、ボートを船台に乗せた状態で作業をします。
私もプロではありませんので、全てが正しいとは限りません。
ご自身でされる方は、自己責任の上で作業をお願いします。
それではいってみましょう!
Contents
グリスアップ時期
スズキ船外機のグリスアップは下記の給油・給脂がメーカーより推奨されております。
初回は、20時間又は1ヶ月でグリスアップします。
後は、100時間か半年でグリスアップします。
エンジンオイル交換と一緒に作業してしまうのがおすすめです。
交換項目/交換時期 | 最初の20時間又は 1ヶ月後 | 100時間毎又は 6ヶ月毎 |
グリスアップ(給油・給脂) | 〇 | 〇 |
グリスを用意しよう!
マリーナなどのスズキ販売店やネット通販で購入が可能です。
必ず購入前に、自身の船外機に適合するのか調べてから購入して下さい。
DF140B(14005F)・DF115B(11506F)・DF100C(10005F)は共通品番で適合します。
グリスは3機種ともに1本の購入で十分です。
簡単な船外機のグリスアップ
必要な工具は、グリスガンなど
あると便利なアイテムは、ウエス・ニトリル手袋など
特に特殊な工具も必要ないので、誰でも気軽に作業ができます。
➀スイベルブラケット(上/右)
スイベルブラケット上側にある右のニップルにグリスガンを刺しグリスを注入する。
②スイベルブラケット(上/左)
スイベルブラケット上側にある左のニップルにグリスガンを刺しグリスを注入する。
③スイベルブラケット(内/左)
スイベルブラケット内側にある左のニップルにグリスガンを刺しグリスを注入する。
チルトアップしないと見えないですし、作業できません。
④ステアリングブラケット(上)
ステアリングブラケット上側にあるニップルにグリスガンを刺しグリスを注入する。
ステアリングブラケットへグリスを注入する際は、
チルト角が最大になるまでチルトアップしてから作業して下さい。
※DF100C/115BのトランサムLのみです。
⑤ステアリングブラケット(中)
ステアリングブラケット中心にあるニップルにグリスガンを刺しグリスを注入する。
ステアリングブラケットへグリスを注入する際は、
チルト角が最大になるまでチルトアップしてから作業して下さい。
※DF100C/115BのトランサムLのみです。
⑥スロットルリンク/シフトリンク
スロットルリンク/シフトリンクの4カ所へ手でグリスを塗布する。
⑦余分なグリスを拭き取る
グリスガンで注入すると、それぞれ可動部のすき間から古いグリスが出てきます。
新しいグリスが残るように、古いグリスのみ拭き取ります。
綺麗に拭き取り過ぎてしまうと、可動部へのシールドの効果が薄れるだけではなく
必要以上に海水などの侵入をさせてしまうので注意して下さい。
拭き取る際は、適度にグリスが残るようにします。
そしたら作業は完了です。
まとめ
作業時間は15分程度で完了します。
初めての方は、時間がかかっても仕方がありません。
丁寧・確実に作業をおこなうことが大切です。
また、せっかくなので楽しみながらやると作業も苦ではありませんよ。
グリスアップ初めて知ったよ。
注入箇所を探すの楽しかった~
こっちはマニュアル見てたから
知ってたけどね~
自身で作業をすることで、エンジンの寿命を延ばすだけではなく
他の部品の傷み具合など船外機の状態を知っておくことができます。
海上でのトラブルは最悪生死に影響を及ぼすので、そんなことを避けるためにも
船外機のグリスアップなどの定期点検は大切です。
ぜひグリスアップにチャレンジしてみて下さいね。
もちろん、作業が苦手の方は無理をせず販売店などのプロに任せましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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