この記事では、スズキ船外機DF115Bのプロペラ脱着方法を紹介します。
DF140B(14005F)・DF115B(11506F)・DF100C(10005F)は
共通なので作業も同じようにできます。
船外機を長く愛用するためにも定期的なメンテナンスが必要です。
これからスズキ船外機のプロペラ脱着をDIYでされる方
スズキ船外機のプロペラ交換や修理をDIYでされる方
スズキ船外機のプロペラに釣り糸が絡まったか確認したい方
スズキ船外機のプロペラが固着しないように脱着したい方
そんな方へ、参考になる内容となっています。
今回のプロペラ脱着は、ボートを船台に乗せた状態で作業をしていきます。
私もプロではありませんので、全てが正しいとは限りません。
ご自身でされる方は、自己責任の上で作業をお願いします。
それではいってみましょう!
Contents
プロペラ脱着の時期
特にプロペラ脱着に決められた時期はありません。
あきらかに釣り糸が絡まったのであれば早急に対応して下さい。
水中には、釣り糸などのゴミが浮遊しているので最低でも半年に一度ぐらいは
プロペラ脱着とプロペラ周りへのグリスアップはした方が安心です。
エンジンオイルやギヤオイル交換と一緒に作業してしまうのがおすすめです。
プロペラ脱着の重要性
プロペラシャフトのギヤオイルシールが劣化・破損していないか
プロペラ脱着をする際に点検することでトラブルを未然に防止できます。
釣り糸などゴミを巻き込むとプロペラシャフトのギヤオイルシールを傷めます。
最悪、ロアケース内部に海水が入りギヤオイルは乳化してしまいます。
ギヤオイルが乳化してしまうとロアケース内部のギヤやベアリングなどの金属部品が
錆びてしまい被害が拡大してしまうのでプロペラ脱着時の点検が重要と言えます。
グリスアップをする理由
船外機の作動部をスムーズに動かすために使われるグリスですが、
プロペラ脱着時にグリスアップする理由は、次回の脱着作業を楽にする為です。
海水にさらされる過酷な部分なので、塩害による固着問題が発生しやすくなります。
プロペラが固着して外せないなどトラブルになると最悪の場合、
ドライブシャフト切断や交換になり作業もコストも大変です。
プロペラ脱着をする際にグリスアップすることで固着が未然に防げます。
簡単な船外機のプロペラ脱着
プロペラ脱着やプロペラ周りへのグリスアップの作業は簡単です。
必要な工具は、ペンチ・ラチェットレンチ(ソケットサイズ27ミリ)など
あると便利なアイテムは、軍手・ウエス・パーツクリーナー・ニトリル手袋など
特に特殊な工具も必要ないので、誰でも気軽に作業ができます。
➀コッタピンを真っ直ぐにする

曲げてあるコッタピンをペンチを使い真っ直ぐにします。

②コッタピンの頭を出す

プロペラナットの溝に隠れているコッタピンの頭を出します。
真っ直ぐにしたコッタピン側からペンチで軽く叩きます。

③コッタピンを抜く

コッタピンの頭をペンチで挟み引き抜きます。

④プロペラナットを外す

ラチェットレンチでソケット27ミリを使いプロペラナットを緩めます。
メガネレンチでもモンキーレンチでも緩められれば好きな工具でOKです。
硬くて緩めにくい時は、プロペラとアンチキャビテーションプレートの間に
当て木をするとプロペラが回転しないので作業がやりやすいです。

⑤プロペラを外す

「コッタピン」→「プロペラナット」→「ワッシャー」→「スペーサー」
→「プロペラ」→「ストッパー」の順に取り外します。

⑥点検

釣り糸などが絡んでいないかチェックします。
プロペラ内部のゴム部品が劣化や破損していないかチェックします。
プロペラシャフトのギヤオイルシールが劣化や破損していないかチェックします。

⑦清掃

プロペラ内部とプロペラシャフトの古いグリスを全て取り除きます。
その他の部品もパーツクリーナーやブラシを使い余分な汚れを落とします。

⑧耐水グリス塗布

プロペラシャフト全体に耐水グリスを塗布します。
プロペラ内部のスプラインにも耐水グリスを塗布します。

⑨プロペラを取り付ける

プロペラを外す手順の真逆をするだけです。
「ストッパー」→「プロペラ」→「スペーサー」→「ワッシャー」
→「プロペラナット」→「コッタピン」の順で取り付けます。

⑩他の部品にも耐水グリスを塗布

スペーサーなど部品の面と面が当たる部分にも耐水グリスを塗布します。
塩害による固着防止と、次回のプロペラの脱着作業がスムーズになります。

⑪プロペラナットをはめる

プロペラナットを手で回せるところまで回します。

⑫プロペラナットを締める

ラチェットレンチでソケット27ミリを使いプロペラナットを締めます。
メガネレンチでもモンキーレンチでも締められれば好きな工具でOKです。
プロペラとアンチキャビテーションプレートの間に
当て木をするとプロペラが回転しないので作業がやりやすいです。
マニュアルには50-60N・m(5.1-6.1㎏-m)と規定トルク値があります。

⑬締め込みすぎないのがコツ

トルクレンチが無い場合には、締め込みすぎに注意して下さい。
ゆっくりとプロペラナットを締め込んでいくと回らなくなります。
その位置でだいたいプロペラナットとドライブシャフトのコッタピンを通す穴位置は合います。
微調整が必要な場合は、更に締め込んで穴位置を合わせるのではなく。
プロペラナットを少し緩めて穴位置を合わせるようにして下さい。
実際、デジタルトルクレンチで規定トルク値の範囲内で締めると穴位置は合います。

⑭コッタピンを差す

コッタピンをプロペラナットとドライブシャフトの穴に通します。
穴に通す際は、コッタピンの向きに注意して下さい。
ピンの長い方が手前側、ピンの短い方が奥側になります。
コッタピンは、折れる可能性があるので再利用はせず、新品を用意しましょう。

⑮コッタピンを曲げる

コッタピンを通したら手前側の長いピンをペンチで90度に曲げます。

⑯作業完了

プロペラを手で回してみて、スムーズに回転すれば作業完了です。
まとめ
作業時間は10分程度で完了します。
初めての方は時間がかかっても仕方がありません。
丁寧・確実に作業をおこなうことが大切です。
また、せっかくなので楽しみながらやると作業も苦ではありませんよ。

定期的にやらないと、後でひどい目に遭うわけね~
コマメなチェックが大切だね!
さぼると2次被害につながるよwww

自身で作業をすることで、エンジンの寿命を延ばすだけではなく
他の部品の傷み具合など船外機の状態を知っておくことができます。
海上でのトラブルは最悪生死に影響を及ぼすので、そんなことを避けるためにも
船外機のプロペラ脱着・清掃・グリスアップの定期点検は大切です。
ぜひプロペラ脱着・清掃・グリスアップにチャレンジしてみて下さいね。
もちろん、作業が苦手な方は無理をせず販売店などのプロに任せましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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