この記事では、スズキ船外機DF115Bのエンジンアノード交換方法を紹介します。
DF140B(14005F)・DF115B(11506F)・DF100C(10005F)は
共通なので作業も同じようにできます。
船外機を長く愛用するためにも定期的なメンテナンスが必要です。
これからスズキ船外機のエンジンアノード交換をDIYでされる方
スズキ船外機のエンジンアノード交換時期がきている方
スズキ船外機のエンジンアノード交換に興味がある方
そんな方へ、参考になる内容となっています。
今回のプラグ交換は、ボートを船台に乗せた状態で作業をしていきます。
私もプロではありませんので、全てが正しいとは限りません。
ご自身でされる方は、自己責任の上で作業をお願いします。
それではいってみましょう!
Contents
- 1 エンジンアノード交換時期
- 2 船外機のエンジンアノード交換作業
- 2.1 ①エンジンアノードの位置
- 2.2 ②サイドカバーのボルトを外す(右)
- 2.3 ③サイドカバーのボルトを外す(左)
- 2.4 ④プロテクションアノードカバーのボルトを外す
- 2.5 ⑤プロテクションアノードカバーを外す
- 2.6 ⑥アノードホールを清掃
- 2.7 ➆アノードの観察
- 2.8 ⑧アノードを取り外す
- 2.9 ⑨ボルトの清掃
- 2.10 ⑩ガスケット・Oリングを取り外す
- 2.11 ⑪アノード・Oリングを用意する
- 2.12 ⑫Oリングを取り付ける
- 2.13 ⑬アノードを取り付ける
- 2.14 ⑭ガスケットを用意する
- 2.15 ⑮ガスケットには耐水グリス不要
- 2.16 ⑯Oリングに耐水グリスを塗布する
- 2.17 ⑰ボルトに耐水グリスを塗布する
- 2.18 ⑱プロテクションアノードカバーのボルトを締める
- 2.19 ⑲点検する
- 2.20 ⑳エンジンを始動する
- 2.21 ㉑作業完了
- 3 まとめ
エンジンアノード交換時期
スズキ船外機のプラグ交換は下記の交換がメーカーより推奨されています。
100時間又は1年毎がエンジンアノード交換時期です。
エンジンの腐食に直結するので、必ず1年毎に交換して下さい。
| 交換項目/交換時期 | 100時間毎又は 1年毎 |
| アノード(パワーヘッド内部) | 点検・清掃・調整・給油 不具合部品は交換 |
エンジンアノードの重要性
エンジンアノード(防食亜鉛)はエンジン内部の金属部品が海水で電蝕(電気腐食)
するのをアノード自身が身代わりとなり溶けてエンジンを守ります。
エンジンアノードは冷却水路内に取り付けられていて、エンジンブロックやシリンダーヘッドの腐食を防ぎます。
アノードが腐食して無くなると、エンジン本体が腐食してしまい深刻な事態になります。
エンジンアノード交換を怠ると、高額な部品交換や重大なエンジントラブルの発生につながります。
定期的な交換が不可欠であり、安心して航海するために重要な部品です。
船外機のエンジンアノード交換作業
純正交換部品はマリーナなどのスズキ販売店やネット通販で購入が可能です。
必ず、自身の船外機に適合するのか調べてから購入して下さい。
DF140B(14005F)・DF115B(11506F)・DF100C(10005F)は共通品番で適合します。
必要な工具は、ラチェットレンチ・エクステンションバー・ウォーターポンププライヤー・ピックツールなど
必要なアイテムは、耐水グリス・ワイヤーブラシ・パーツクリーナー・ウエスなど
あると便利なアイテムは、ニトリル手袋・エアダスター・電動ドリルドライバーなど
特に特殊な工具も必要ないので、誰でも気軽に作業ができます。
①エンジンアノードの位置

ボルト1本で取り付けてあるアノードが3カ所
ボルト2本で取り付けてあるアノードが2カ所
②サイドカバーのボルトを外す(右)

8ミリのソケットを使い7カ所あるボルトを外します。
アノードホールを清掃する際に、塩の結晶など汚れが落ちてきて
のちの清掃がやりずらいので、面倒ですがサイドカバーを外します。
③サイドカバーのボルトを外す(左)

8ミリのソケットを使い4カ所あるボルトを外します。
ボルトは少し奥まってるところにあるので、細身のソケットを使います。
④プロテクションアノードカバーのボルトを外す

1番~3番のボルトは12ミリのソケットを使います。
4番~5番のボルトは10ミリのソケットを使います。
⑤プロテクションアノードカバーを外す

手で回しながら取れる時もあれば、塩がみで固着して取れない時もあります。
ウォーターポンププライヤーなどを使うと簡単に外せます。
⑥アノードホールを清掃

塩の結晶が溜まっているので、エンジン内部に落とさないよう清掃します。
真鍮ブラシなどを使うと簡単に汚れが落ちます。
➆アノードの観察

アノードが溶けている事を確認して下さい。
⑧アノードを取り外す

ピックツールを使いボルト周りの塩の結晶を取り除きます。
ボルトの頭が出てきたら、8ミリのソケットを使いアノードを取り外します。
⑨ボルトの清掃

取り外した全てのボルトの汚れをワイヤーブラシなどで落とします。
⑩ガスケット・Oリングを取り外す

Oリングはピックツールなどで簡単に取り外せます。
ガスケットはこびり付いてることが多くカッターナイフなどで取り除きます。
全てのプロテクションアノードカバーの汚れを真鍮ブラシなどで落とします。
⑪アノード・Oリングを用意する

1番~3番のプロテクションアノードカバーにはOリングが必要です。
品名「プロテクションアノード」 品番「55321-87J01」
⑫Oリングを取り付ける

プロテクションアノードカバーにOリングを取り付けます。
Oリングの再利用はダメです!必ず新品に交換して下さい。
品名「Oリング」 品番「09280-22019」
⑬アノードを取り付ける

プロテクションアノードカバーにアノードをボルトで取り付けます。
8ミリのソケットを使います。
⑭ガスケットを用意する

4番~5番のプロテクションアノードカバーにはガスケットが必要です。
品名「プロテクションカバー・ガスケット」 品番「11265-87E10」
⑮ガスケットには耐水グリス不要

ガスケットには耐水グリスを塗布しないで下さい。
ガスケットの再利用はダメです!必ず新品に交換して下さい。
⑯Oリングに耐水グリスを塗布する

Oリング周りに耐水グリスを塗布します。
アノードには耐水グリスを塗布しないで下さい。
⑰ボルトに耐水グリスを塗布する

プロテクションアノードカバーを固定するボルト全てに耐水グリスを塗布します。
ボルトの頭にグリスが付着していると舐める恐れがあるので注意して下さい。
⑱プロテクションアノードカバーのボルトを締める

仮締め(まとめて)→本締めの順序で締めます。
一気に力いっぱい回さずに、2~3回に分けて締めて下さい。
⑲点検する

ボルトの締め忘れが無いか、取り付け部分にすき間が無いか、
取り付け部分にぐらつきが無いかなど確認します。
⑳エンジンを始動する

サイドカバーの左右を元に戻します。
水通しをしてエンジンを始動させます。
㉑作業完了

水漏れの有無を点検して問題なければ作業は完了です。
まとめ
作業時間は40分程度で完了します。
初めての方は時間がかかっても仕方がありません。
丁寧・確実に作業をおこなうことが大切です。
また、せっかくなので楽しみながらやると作業も苦ではありませんよ。
理科のイオン化傾向だぁ~
中学の授業は船外機に役立つんだね(笑)
自身で作業をすることで、エンジンの寿命を延ばすだけではなく
他の部品の傷み具合など船外機の状態を知っておくことができます。
海上でのトラブルは最悪生死に影響を及ぼすので、そんなことを避けるためにも
船外機のエンジンアノードの定期点検は大切です。
ぜひエンジンアノード交換にチャレンジしてみて下さいね。
もちろん、作業が苦手な方は無理をせず販売店などのプロに任せましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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