この記事では、伊勢湾奥でのプレジャーボートやレンタルボートで釣りをされる方へ
青物キャスティングで使うリールの選び方を分かりやすく簡単に説明します。
青物キャスティングリール選びのポイントは4つあります。
4000～5000番の大きさのスピニングリールであること。
剛性がしっかりしていて丈夫であること。
ギア比はエクストラハイギアであること。
ドラグ性能が高いこと。
伊勢湾奥での青物キャスティングゲームではライトなタックルバランスで成立します。
以前、青物キャスティングロッドについて紹介しておりますのでそちらもチェックしてみて下さい。
ただ、安さだけでリールを選ぶことはオススメしません。
予算はケチらずに許す限り高いリールを買うことをおすすめします！
青物の強烈な引きをなめてかかると、高確率で後々リールに不具合が起きることになります。
私達が実際に使っているおすすめの青物キャスティングリールを
値段が高い順で紹介していきますので、参考にしてみて下さい。
それではいってみましょう！
Contents
リールサイズの選び方
メインラインとなるPEラインの何号を使用するかで、リールサイズを決めると簡単です。
4000番サイズ→PE1.5号 ラインキャパシティー200m前後
PEライン1.5号はルアーの投げられる飛距離も出て、強度もある程度あり扱い易いです。
5000番サイズ→PE2号 ラインキャパシティー300m前後
PEライン2号はルアーの投げられる飛距離はやや落ちますが、強度がすごくあり安心です。
組み合わせる青物キャスティングロッドとのバランスも考えながらリールサイズを決めましょう。
ダイワ 23ソルティガ 4000-XH/5000-XH
ダイワの中では、一番パワーと剛性がある頼れるリールです。
大型青物からカツオやマグロまで釣り上げられるタフさがあり、安心感が段違いです。
ソルティガを使っていてリールのトラブルが起こることは今のところなく、
余分な心配をすることなく釣りに集中できることは釣り人とってかなり高いアドバンテージになります。
巻き心地や操作性の面でも不満点はゼロ、ハイスペックリールです。
高いので初期費用はかかりますが、コスト以外のデメリットはなし。
長く使えて色々とトータルで考えればメリットが圧倒的に多いリールです。
ポチップ
リールの剛性が重要な理由
大型青物の引きの強さは強烈で、リールにかなりの負荷がかかります。
リールのボディに使われている素材やギアの設計などで剛性がそれぞれのリールにより違います。
安いリールではボディが青物の強烈な引きに耐えられず、一時的にたわんだりねじれたりします。
たわみやねじれが生じると、青物とのファイト中にハンドルが回せなくなるなどの不都合がでてきてしまいます。
リールボディにたわみやねじれが生じる→メインギアや各部ギアの嚙み合わせが悪くなる→各部ギア機能が低下または破損する
だいたいこの流れで壊れたり、何らかの不具合が出ます。
このことから、高いリールほどボディ剛性や各種ギアの剛性が高く大型青物を含めて大型魚には
リールの剛性が重要だとお分かりいただけると思います。
ダイワ 21セルテートSW 5000-XH
個人的に、実釣で一番使っているのがセルテートSWです。
リール自体はソルティガより重いのですが、高剛性で大型青物にも力負けしません。
一年でたくさんの青物をゴリ巻きで酷使しましたが、何のトラブルもなく快適です。
ソルティガは高すぎて何台も買えない！
そんな方にも値段以上に満足できる剛性と性能面が兼ね添わったリールだと思います。
女性には、ややパワーや剛性力が突出していて扱いにくい可能性があります。
ポチップ
リールのギア比が重要な理由
ルアーを巻くスピードに直結するのがリールのギア比です。
エクストラハイギア、この一択です！
ギア比が表記で「6」であればエキストラハイギアということになります。
えぇ！ハイギアじゃあダメなの？って聞こえてきそうなのでもう少し詳しく説明します。
ミノーやマキジグなど色々なルアーを使用すると思いますが、基本リトリーブスピードは高速です。
人間がこれは早すぎだろうと思うぐらいリールをはやく巻いていても青物からしてみれば屁でもないぐらいのスピードです。
サゴシ、サワラは特にそうですが高速で巻いていても捕食する時には、良くルアーを見てからルアーに襲い掛かります。
基本のリトリーブスピードが遅ければ遅いだけ見切られる原因にもなります。
リールモデルにもよりますが、ハイギア「５」ハンドル一回転96センチと
エクストラハイギア「6」ハンドル一回転104センチ その差8センチはかなり大きいと言えます。
誰でも遅く巻くことは簡単に出来ますが、ハイギアをエキストラハイギア並みに回せと言われても無理がありますよね。
たしかに、女性とかからしたら初速が重たいので最初はパワーいるかもしれないですけどハイギアモデル使わせてもっと早く回せって言う方が酷ですよね。
上記の事を考えたら、同じモデルでハイギアとエクストラハイギアがあるのであれば
間違いなく、青物キャスティングリールにはエクストラハイギアが適していると言えます。
ダイワ 22カルディアSW 4000-CXH/5000-CXH
紹介しているリールの中では、値段・剛性・性能の面でも中間位置であるリールです。
そこそこ軽く、フルメタルモノコックボディでギアも大口径とパワーがあります。
これから初めて青物キャスティングリール買おうと思ってるけど５～10万は出せないって方や
女性などで重さを気にされる方などにすごくおすすめです。
今のところ、壊れる気配もなく酷使に耐えてくれています。
ポチップ
リールのドラグが重要な理由
強烈な引きに対し、ラインを適度なパワーに保つため、スプールが回転してラインへの負荷を分散させます。
そこで重要なのがドラグ性能になります。
サワラは特にそうですが、ヒットした時とランディングする時によく暴れます。
不意に暴れてラインに高負荷がかかったとしても、ドラグ性能がいいリールはラインが滑り過ぎず魚に絶えずプレッシャーを与えてくれます。
ラインを魚の引きに対して滑らかに出してくれるのでバラシにくくなります。
ドラグ性能が低いと、魚の引きを止められなかったり逆に止めすぎてラインが切れるなどのトラブルが発生する可能性が高くなります。
伊勢湾奥では漁礁などが極めて少ないので、根に潜られてラインブレイクしてしまう心配はありません。
水深も浅く魚は横へ横へと泳ぐのでドラグ性能をフルに利用して
ドラグの持つパワーで魚を浮かせ、魚が抵抗したらドラグ性能でいなしつつ釣り上げることが大切です。
ダイワ 18ブラストLT 4000-CXH/5000D-CXH
巻き心地はそこそこですが、とにかく値段の割に剛性がありタフなリールです。
壊れるの覚悟でブリクラスでガチンコ勝負を３年ぐらい酷使しましたが大丈夫でした。
スーパーメタルボディなので高剛性であることは間違いありません。
いい意味で、雑味の無いスタンダードモデルで使いやすいリールです。
求め易い値段で、十分に青物にも対応してくれるのでおすすめです。
ポチップ
伊勢湾奥青物キャスティングタックル(参考例)
基本的な伊勢湾奥での青物キャスティングタックルのタックルバランスを紹介します。
あくまでもリールサイズを主体として考えた場合ですので参考までにしてみて下さい。
「リール4000番の場合」
・ロッドはライト表記でも柔らかめで軽いロッド。
・PEラインは1.5号200メートル ショックリーダーはフロロカーボン８号（30lb）
マキジグや小型のミノーを中心に使うのであればこのセッティングがベスト！
もちろん、このセッティングで大型ミノーは使用可能だと思います。
「リール5000番の場合」
・ロッドはライト表記でもやや硬めからMLクラスのロッド。
・PEラインは2号300メートル ショックリーダーはフロロカーボン８号（30lb）～12号（40lb）
大型サイズの群れに当たった場合は、間違いなくこのセッティングがベスト！
ダイビングペンシルやヘビーウエイトのルアーも使用できるセッティングです。
反対に小型ミノーや軽いマキジグには不向きとも言えます。
ダイワ 21フリームスLT 4000-CXH/5000-CXH
とりあえず安くて使ってぎりぎり問題ないのがこのリールです。
初心者の方や初めて青物キャスティングリールを買う方へ、エントリーモデルとしては軽くて剛性もそこそこあります。
年に数回とか、そんなに釣らない方には十分だと思います。
女性のパワーでも扱い易いモデルなのは証明済みです。
ただし、男性で釣り慣れたパワーのある人がドラグを強めでゴリゴリ酷使すると早く寿命がきてしまいます。
ぜんぜん使えるリールなのでここからチェレンジしてもらうのもありです。
ポチップ
まとめ
いかがだったでしょうか？
青物キャスティングリールの選び方について説明してきましたが参考になると嬉しいです。
ダイワのリールを好んで使っているので偏ってしまっていますが・・・
何を買おうか悩まれている方やどうしても決められない方はとりあえず
紹介した５機種の中からあなたの予算や条件に合うリールを選んでみてはいかがでしょうか。
紹介したリールは実際に全て普段から使用しているので、自信を持っておすすめします。
ギア比の話はホントだよね～
私でも普通にエキストラハイギア巻けてるからね！
それでも早く巻けって言ってるぐらいだからね（笑）
あなたにピッタリな青物キャスティングリールが見つかりますように☆
伊勢湾奥での楽しい青物ゲームができることを期待しています。
爆釣させてリールを酷使してあげて下さいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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